津軽三味線・クウエイト公演レポート軽三味線・クウェイト公演リポート
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本事業は日本とクウェイト国の国交樹立40周年を記念して、在クウェイト国大使館が2001年から2002年にかけて推進している「日本年間(Japan
Year)-日本の様々な文化の紹介と人的交流」の一環として、現地で事業を行っているアラビア石油(株)が国際交流基金の援助を受けて企画・実施する国際交流イベントの一つである。一般的に、日本とアラブの間には大きな文化的隔たりがあると言われているが、音楽、特に日本の津軽三味線の独特な音色は親しみやすいものと思われる。今回の津軽三味線演奏と津軽民謡(3名の出演者による5回の公演)を通じて、日本とクウェイトの一層の交流と相互理解が深まるものと期待されている。
出演
高橋栄山、須藤雲栄
日程
2月1日(金) 18:00~ Japan Festival Opening
2月2日(土) 06:00~ Kuwait TV 出演
テレビ出演も非常に評判が良く、新聞でも毎日報道されたそうです。
この番組はNHKの「おはようニッポン」のような番組でアラビア語でサバーハ・アルヘイル・ヤー・クウェイト(日本語にすると、まさしく「おはようクウェイト」です)といいます。内容は簡単なインタビューと5分くらいのデモ演奏でしたが、ディレクターが他の番組でも使いたいと言って、もう一度収録したそうです。 2月3日(日) イスラム博物館コンサート
イスラム博物館でのコンサート、定員200名の会場が全て埋まり、予備の椅子を40脚程出したほどの盛況でした。先生方からも、「非常に良い会場とお客だった」「満足のいく演奏が出来た」と嬉しそうでした。
高橋栄山
現地のZiroという太鼓を叩きながら唄う須藤雲栄
イスラム博物館の聴衆
この博物館、アラビア語では「ダール・アッタール・アルイスラミーヤ」というのですが、は元々クウェイト国立博物館の一部でサバーハ家の所蔵する美術コレクションを展示する一セクションでした。しかしながら、90年のイラク侵攻で壊滅的なダメージが与えられ、国立博物館は未だに休館中となっています。しかしながら、このダールの館長をしている、サバーハ家のお姫様、シェイカ・ハッサ・サバーハッサーレム姫は、国立博物館の再開に先立ち、サバーハ・コレクションの再収集と、イスラム文化紹介事業を活発に行ってきています。
アラビア石油は地域貢献のひとつとして、この博物館の文化事業に協力している関係から、今回の話が生まれてきました。シェイカ・ハッサ姫に日本の津軽三味線を紹介したところ、非常に興味をもたれ、早速、イスラム博物館の年間プログラムに載せられました。
聴衆は王族や政財界、文化関係者が多く、補助席まで設けられて盛況だったそうです。
2月4日(月) 19:00~ Sharq Market コンサート
2月5日(火) 19:00~ 外交団パーティー
Le Meridien
20:00~ Sharq Market コンサート